プロが教える“生体力学(バイオメカニクス)”の超基本
こんにちは!おなす君こと、おなすな先生です🍆✨
今日はリハビリの世界でめちゃくちゃ重要な 「生体力学」=バイオメカニクス を、一般の方にもわかるように徹底解説します。
実は…
正しく立てない・歩けない・疲れやすい・膝や腰が痛い…
こうした不調の多くは「身体の使い方(力の流れ)が間違っているだけ」で起こっています。
この記事を読むと、
✔ 正しい立ち上がり方
✔ 身体が安定する姿勢
✔ 間違った動作で起こる不調の理由
✔ 介助のポイント
✔ 歩行のメカニズム
すべて理解できるようになります。
🔍 生体力学(バイオメカニクス)って何?
簡単に言うと、
「人のカラダを“力学”として理解する学問」 です。
- 身体の構造
- 動作
- 力の流れ
これらを分析して「人がどう動いているか」を説明する学問。
スポーツ選手のフォームも
高齢者の歩行改善も
医療現場のリハビリも
全部この原理で成り立っています。
🧲 重心(COG)の位置で動きが決まる
最重要キーワードが 重心(COG)!
重心とは…
👉 身体がどこに“重さの中心”を持っているか?
成人では 第二仙骨の前方あたり に存在します。
立ち方・座り方・歩き方で、この重心は常に変化。
重心の位置がズレると…
❌ 身体が不安定
❌ 疲れやすい
❌ 間違った筋肉ばかり使う
❌ 腰痛・膝痛の原因に
⚡ 動きを生み出す「床反力」とは?
歩いたり立ったりするとき、必ず地面から反発の力が返ってきます。
これを 床反力(GRF) と言います。
- 足裏で押す
- 地面から押し返される
- その力で前に進む
という仕組み。
そして、床反力がどこに働いているか示すポイントを
COP(床反力作用点) と言います。
この COP の位置がズレると…
❌ バランスを崩す
❌ 無駄に筋力が必要になる
❌ 間違った立ち上がりになる
🚶♂️ COP と COG の関係が “動作の質” を決める
結論からいうと、
✔ COG(重心)と COP(床反力作用点)が“ズレる”ことが動作を生む
人は「わざと不安定な状態をつくることで」動作を開始します。
COG と COP が完全に一致すると…
➡ 動きが止まる
➡ 身体が硬くなる
➡ 転びやすくなる
だから、良い動作には COG と COP の絶妙なズレ が必要。
🪑 正しい立ち上がりの秘密:体幹前傾の3つの理由
立ち上がりで最も重要な動作は…
🎯 体幹を前に倒す(前傾する)こと!
前傾には3つの意味があります:
① 重心を足の上に移動させる
椅子から立つには、
重心を足の真上に乗せることが絶対条件!
前に倒すことで、
重心が「踵 → 足裏中心」へ移動します。
② 関節モーメントを正しく使う
体幹前傾で、
✔ 股関節
✔ 膝関節
✔ 足関節
の力が正しく働きます。
特に股関節の伸展力(お尻の力)が使えるようになり、
腰痛予防にも必須。
③ COP を後方に下げて、動作の“きっかけ”を作る
動作は「安定を崩すこと」から始まります。
前傾すると COP が後ろにさがる
↓
重心が前に倒れようとする
↓
この前への倒れを使って立ち上がる!
💡 立てない人の特徴と改善ポイント
スライドで紹介されている臨床的ポイントから、よくある問題を整理すると…
🔻① 胸から前に倒れて骨盤が動かない
“お辞儀動作”はできるのに立てない人の典型。
(例:高齢者に多い)
理由:
胸椎だけが曲がり、骨盤が前傾できていない
➡ 重心が足に乗らない
➡ 立てない
改善策:
「おへそを前に出すように前傾しましょう」
🔻② 重心が後ろに残り、膝に負担が集中する
骨盤が後傾したまま立つ人に多い。
➡ 膝が痛くなる
➡ 立ちにくい
➡ 転倒リスク
改善策:
✔ 胸の前に手を添えて体幹が丸まらないように
✔ 骨盤を軽く前へ押して介助
🔻③ 恐怖心で体を前に倒せない
“立ち上がり恐怖”がある高齢者に多い。
➡ 重心が前に移らない
➡ 全く立てない
改善策:
✔ ポールや手すりを使用
✔ 支持基底面を広げて安心感を与える
🧍♂️ 手すりがあると楽に立てる理由
スライドの結論:
手すりを使うと、支持基底面が“地球”レベルに広がる
壁や手すりは
体重を地面へ伝えてくれるので
✔ 重心が後ろに残っても立てる
✔ 弱い筋力でも立てる
✔ 膝の負担が大きく減る
🪑 正しい座り方(着座)も大事!
間違った座り方は…
❌ ドスンと落ちる
❌ 膝・股関節に負担
❌ 腰痛の原因
正しい座り方のポイント:
✔ 股関節と膝をゆっくり曲げる(遠心性収縮)
✔ 重心を“基底面に近づける”
✔ 上半身を丸めすぎない
🧩 まとめ:生体力学を知るだけで、動作は劇的に変わる!
今日のポイントをまとめると:
- 生体力学は「カラダの動きを力で説明する学問」
- COG(重心)と COP(床反力作用点)がすべての動作の基礎
- 良い動作は“わざと不安定さ(ズレ)”を作る
- 正しい立ち上がりは「体幹前傾」がすべて
- 恐怖心や姿勢の癖で立てなくなる
- 手すりは“最強のサポートアイテム”
- 座るときも重心コントロールが必須
🍆 おなすな先生よりひと言
生体力学は難しく聞こえますが、
理解すると 「身体の見え方」が完全に変わります。
リハビリ・介助・スポーツ・日常生活…
あらゆる場面で今より“確実に”動作がラクになり、痛みも軽減します。
もし「立ち上がれない・歩くと痛い」などの悩みがあれば、
今日の内容をぜひ活用してみてくださいね✨



