【大人こそ刺さる絵本】『なまえのないねこ』が教えてくれる「居場所」と「名前」の意味
こんにちは、おなす君ことおなすな先生です🍆
今回紹介したいのは、子ども向けの絵本でありながら、
大人の心を静かに、でも確実に揺さぶる一冊、
なまえのないねこ です。
読み終えたあと、
- ちょっと胸が締めつけられて
- でも不思議とあたたかい
そんな余韻が残る物語です。

この本すごく好きなんですよね
あらすじ|名前を持たない一匹のねこ
物語の主人公は、
名前を持たない一匹のねこ。
街には、
- 立派な名前を持つねこ
- 飼い主に呼ばれて幸せそうなねこ
がたくさんいます。
でもこのねこには、
- 呼んでくれる人も
- 帰る場所も
- 名前もありません。
「名前があれば、なにかが変わるかもしれない」
そう思ったねこは、
自分の名前を探す旅に出ます。
子ども向けに見えて、実はとても大人なテーマ
この絵本がすごいのは、
「名前」を単なる記号として描いていない点です。
名前=肩書き・役割・所属
大人の世界に置き換えると、
- 会社員
- 親
- 夫・妻
- 理学療法士
- ◯◯先生
これらはすべて、
**私たちが社会の中で与えられた“名前”**です。
そして私たちは、
その名前があることで安心し、
その名前に縛られて苦しくなることもあります。
「名前がない」不安は、「自分が何者かわからない」不安
なまえのないねこが感じている不安は、
大人にとって、とても身近です。
- このままの人生でいいのか
- 自分は何者なのか
- 誰かに必要とされているのか
👉 これはまさに
アイデンティティの揺らぎ。
名前がない=価値がない
と思ってしまう感覚は、
現代を生きる私たちにもよくあります。
それでも「名前」はゴールではなかった
物語を読み進めていくと、
ねこは気づきます。
名前を持っているねこたちも、
- 必ずしも幸せそうではない
- 名前があっても孤独なねこがいる
という事実に。
大人目線の重要なメッセージ
名前(肩書き・立場)が
人生の価値を決めるわけではない
これは、
評価社会・成果主義に疲れた大人に
とても強く響きます。
本当に必要だったのは「呼んでくれる存在」
物語の核心はここです。
ねこが本当に欲しかったのは、
- 立派な名前
- 特別な肩書き
ではなく、
👉 「自分を見て、呼んでくれる誰か」
だったのです。
これは、
- 家族
- 友人
- パートナー
- 患者さん
- 仲間
どんな関係でも当てはまります。
大人になるほど忘れてしまうこと
私たちはいつの間にか、
- 何ができるか
- どんな成果を出したか
- どんな名前で呼ばれているか
で自分を測るようになります。
でもこの絵本は、
静かにこう問いかけてきます。
「あなたは、誰かに“そのまま”呼ばれていますか?」
『100万回生きたねこ』との共通点
以前紹介した
『100万回生きたねこ』と同じく、
- 生きる意味
- 愛されること
- 自分の存在価値
を描いています。
ただしこちらは、
- もっと静かで
- もっと日常的で
- もっと現代的
な物語です。
大人にこそ読んでほしい理由
- 人生に迷っている人
- 肩書きに疲れている人
- 自分の価値がわからなくなっている人
そんなときに読むと、
この絵本は
答えではなく、居場所をくれます。
まとめ|名前よりも大切なもの
- 名前は大切
- でも名前がすべてじゃない
- 価値は「関係性」の中にある
『なまえのないねこ』は、
「あなたはもう十分ここにいていい」
とそっと背中をなでてくれる絵本です。

忙しい毎日の中で、
少し立ち止まりたいときに、
ぜひ手に取ってみてください。

