こんにちは!
認定理学療法士のおなすな先生こと、おなす君です🐈
今回は、僕がずっと心に残っている一冊
**絵本『100万回生きたねこ』(佐野洋子さん作)**について書いてみたいと思います。
🐈⬛ あらすじ(ネタバレあり)
この絵本の主人公は、100万回生きて、100万回死んだ猫。
そのたびに飼い主が変わり、どんなときも死を惜しまれる存在でした。
でも、彼は自分自身が誰かを愛したことは一度もなかったんです。
そんな猫が、誰にも飼われない「のら猫」として自由になったとき、
出会ったのが、白くて静かなメス猫。
最初は彼にまったく興味を示さなかった彼女。
でも、彼は初めて誰かを愛することを知り、
やがて2匹は結ばれ、子猫にも恵まれます。
やがて子どもたちは巣立ち、
老いた白猫はある日、静かに命を終えました。
そして彼は100万回目にして初めて“誰かの死”を泣いたのです。
そのまま彼もそばで命を終え、
もう二度と、生き返ることはありませんでした。
💭 おなすな先生の個人的な解釈
僕がこの作品を読んで心に強く残ったのは、
「自己肯定感の強い猫が、“他者を本当に愛する”ことで変わっていく姿」でした。
最初の猫は、自信満々。
でもそれは、自分の話ばかりで、他人のことを見ていない強さでした。
そんな彼が、何をしても振り向かない白い猫に出会い、
初めて“誰かを思う”という感情を知ります。
そして、
🌱 地位や名誉、かっこよさ、何もかもがどうでもよくなって、
🌱 ただ「そばにいてほしい」と願うようになる
それって、すごく大切なことだと思うんです。
僕がこの作品を読んで心に強く残ったのは、
「自己肯定感の強い猫が、“他者を本当に愛する”ことで変わっていく姿」でした。
最初の猫は、自信満々。
でもそれは、自分の話ばかりで、他人のことを見ていない強さでした。
そんな彼が、何をしても振り向かない白い猫に出会い、
初めて“誰かを思う”という感情を知ります。
そして、
🌱 地位や名誉、かっこよさ、何もかもがどうでもよくなって、
🌱 ただ「そばにいてほしい」と願うようになる
それって、すごく大切なことだと思うんです
🧬 たった1度の人生だからこそ輝く命
「なぜ猫は最後に生き返らなかったのか?」
それは、やっと本当の意味で“生きた”からだと僕は思います。
何度も死んでも繰り返せる命では、
誰かを愛した時間も、失った悲しみも、意味を持たない。
でも、
一度きりの命の中で愛し、愛され、生きた経験は、
何よりも尊く、もう「繰り返す必要がない」ほどに満ちた人生だったのでしょう。
✨ 今を大切に生きたいすべての人に読んでほしい
- 後悔したくない人
- 今の人生に迷っている人
- どこかで「生きること」から逃げている人
そんなすべての人に、この絵本を読んでほしいと思います。
🍆 “ほら、そう思うと、人生の時間は限られてるんですよ”
何気なく過ぎていく日々の中で、
誰かと出会い、愛し、命を重ねていく
そんなかけがえのない時間を、もっと大切にしたくなる1冊です。
🔖 おすすめしたい理由まとめ
ポイント | 内容 |
---|---|
絵本なのに大人向け | 愛・死・人生の意味を問いかけてくる |
1回きりの命の尊さ | 不老不死では味わえない感情 |
誰かを愛することの意味 | 自分中心から他者中心へ |
哀しみが教える本当の幸せ | だからこそ“生きる”ことがリアルになる |
