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みなさん日常生活で当たり前のようにしている「立ち上がる」動作なんですが
めちゃくちゃ立ちやすい立ち方があるのって知ってますか?
実はあるんです!
これを知っていれば楽に立ち上がることができるので
膝や腰が痛い人にもおすすめです
この記事はこんな方におすすめ
どうしたら立ちやすくなるのか教えてほしい
結論 「立つ時におじぎをする」
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はい、手っ取り早く立ち上がりが簡単にしたいっていうあなた!
結論から先にいうと、立つ時に「おじぎをする」ということです
めちゃくちゃ簡単なことですよね
というより、みなさん実際に立つ時は無意識におじぎをしているのご存じですか?
むしろおじぎをしないと立てないんです!
では実際におじぎをしないで立ってみてください
立てた方います?立てたという方もすぐに後ろに倒れそうになりませんか?
そうなんです
なのでおじぎをしないと立てないのです
なぜおじぎをすると立ちやすくなるのか
お伝えしていきたいと思います
その前に、そういった当たり前の動作を力学的に知る必要があります
その学問とは
「バイオメカニクス」というものです
バイオメカニクスとは
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生物の構造や運動を力学的に探求したり、その結果を応用したりすることを目的とした学問です
理学療法士の目線からいうと
身体運動における「構造」・「動き」・「力」を探求し、その結果を応用することを指します
いわゆる「力の学問」になります
生体力学あるいは生物力学などと訳されることもあります
動作をみるときにはこのバイオメカニクスが非常に重要になります
ただ、本記事では難しいことは言わずに
簡単にご説明させていただければと思います
身体には重心というものがある
重心とは?
重力がその点に集中して作用している部位のことをいいます
主に重心は上半身重心と下半身重心とに分かれます
上半身重心 | みぞおちあたり |
下半身重心 | 太ももの真ん中よりちょい上あたり |
立っている時の重心の中心 | おへそあたり |
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どんな方でも立ちやすい立ち方 実践
実際に立ち上がりをやってもらいましょう。
身体のなかでどこが最初に動き始めましたか?
ポイント①立つ前におじぎをする
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実際にやってみると頭が最初に動き始めました。別の見方をすると、頭というより、体幹がまず最初に動き出しましたね
動作分析の表現をすれば、最初に体幹が前傾(たいかんがぜんけい)したと言います
なぜ、立ち上がるときには、最初におじぎをするのでしょうか
答えをいうと、上記でも記載した重心の位置に関係しております
この重心の位置を前にずらす必要があるから立つ時におじぎをします
重心の位置を前にずらすことで、前に転がる力が生じそれにより
立ちやすくなるのです
ポイント②足を後ろに引く
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続いてポイントとしては両足を後ろに引くことが立ちやすくするためには必要な動作となります
もし足を後ろに引かずに立とうとすると
たぶん立てません かなり足の力を必要として若い人なら可能かもしれませんが
高齢者は立てない方が多いのではないでしょうか
しかし、足を後ろに引くと立つ時に重心が前に移動しやすくなります
重心が前に移動しやすくなるということは
重心が前に転がる力を利用して立つ準備ができる為、立ちやすくなります
上のポイント二つを同時にやると
勝手にお尻が浮いてくるのです
理学療法士の立場から説明すると重心が前に移動し前に回転する力が生まれることで
お尻が椅子から離れようとします(離殿)
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ポイント③ おしりが離れたら真上に向かって立つ
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最後はお尻が浮いてきたら今度はそのまま頭上に向かって身体を起こしていき股関節と膝を伸ばします
もし頭上ではなくておじぎをしたまま前方へ重心移動し続けると前に転んでしまうからです
なのでおじぎをしてお尻が少し離れ始めたらそのまま頭上に向かって身体を起こしていきましょう
どうですか?簡単でしたか?実際にやってみるとわかります
まとめ
今回は誰でもできる簡単な立ち上がり方をご紹介させて頂きました
日常生活で普段何気なくやっている「立ち上がり」動作
椅子やソファーから立つ時もそうですが、
トイレの便座から立つ時、電車通勤やバス通勤している方は座席から立つ時など
かなり多くの場面でこの立ち上がり動作をしています
当たり前のようにやっているこの動作も
改めて考えてみるととても深いのです
膝や股関節や腰に負担のかからない立ち上がり方のポイントをもう一度復習すると
- 立つ前におじぎをする
- 足を後ろに引く
- お尻が離れたら頭上に向かって立つ
立つ時に自分の身体の重心をうまく利用してなるべく負担のかからないように省エネで立つことが可能となります
是非やってみてください
みなさんの日常生活がよりよくなりますように
以上 おなすくんでした
最後まで読んで頂きありがとうございました
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