〜長時間座位がもたらす“静かな健康リスク”〜

おなすな先生

こんにちは!おなす君こと、おなすな先生です🍆

あなたは、1日のうち何時間を座って過ごしていますか?

仕事中、移動中、スマホ、テレビ…。
気づけば、ほとんどの時間を「座って」過ごしていませんか?

実はこの「座りすぎ」が、
私たちの健康と寿命を静かに削っていることが、数多くの研究で明らかになっています。


日本人は「世界一座っている国」

研究によると、
現代人は1日の約60%を座って過ごしていると言われています。

さらに衝撃的なのは、

  • 日本人の座位時間は世界最長レベル
  • 長時間座り続けるほど死亡リスクが上昇

という事実です。

つまり日本人は、
「座りすぎによる死亡リスクが最も高い国民」
だと言っても過言ではありません。


15分以上座るだけで脳は低下し始める

近年、世界中の研究者が危惧しているのが
長時間座位による脳機能低下です。

  • 15分以上座り続けると
    • 認知機能
    • 集中力
    • 作業効率

が低下し始めることが報告されています。

「座っている=休んでいる」ではないのです。


座りすぎと死亡リスクの衝撃データ

研究結果は、非常に明確です。

  • 1日6時間座る人
    1日3時間の人より15年以内の死亡リスクが40%高い
  • 1日11時間以上座る人
    4時間未満の人に比べ死亡リスク40%増加
  • 座る時間が長いほど
    → 記憶に関係する「内側側頭葉」が小さくなる傾向

座りすぎは“生活習慣病の引き金”

座りすぎは、単なる運動不足ではありません。

WHO(世界保健機関)は

座りすぎが世界で年間約200万人の死因になっている
(2011年)

と報告しています。

関連が指摘されている疾患は、

  • 肥満
  • 糖尿病
  • 高血圧
  • 心疾患
  • がん

など多岐にわたります。

実際に、

  • 1日9時間以上座る成人
    7時間未満の人に比べ糖尿病リスク2.5倍

    (2018年・明治安田厚生事業団体力医学研究所)

というデータもあります。


座ると脳が縮む?認知機能への影響

2018年、カリフォルニア大学の研究では、

  • 長時間の座位が
    記憶形成に関わる脳領域を薄くする
    認知能力を低下させる

ことが示されました。

つまり、
座りすぎは「脳の老化」を早める可能性があるのです。


立つだけで「頭が良くなる」研究結果

逆に、「立つ」ことで得られるメリットは驚くべきものです。

テキサスA&M大学の研究

  • 高校生34人に24週間スタンディングデスクを使用
  • 結果
    • 実行機能が大幅向上
    • 集中力・短期記憶(ワーキングメモリ)が改善

テキサス大学の研究

  • 従業員167人を
    • 座りっぱなしグループ
    • スタンディングデスク導入グループ
      に分け、6か月間調査

👉 スタンディング導入グループは生産性が46%向上


なぜ「立つ」と集中力が上がるのか?

立っていると、

  • 認知能力
  • 集中力
  • 判断力
  • 思考スピード

が座位よりも高まることがわかっています。

実際、外資系企業では
立ったまま会議を導入した結果、

  • 判断・決断が速くなる
  • 会議時間が短縮

という効果が報告されています。


まとめ|今日からできる「座らない習慣」

  • 日本は世界一座っている国
  • 座りすぎは飲酒・喫煙と同レベルの健康リスク
  • 30分に一度、立ち上がって動くだけでもリスクは軽減
  • スタンディングを取り入れ
    座る×立つを切り替えるワークスタイルがおすすめ

「運動する時間がない」人ほど、
まずは 座り続けないこと から始めてみてください。

おなすな先生

どうですか?座るのが怖くなりますよね。デスクワークの人はなるべく立つ時間を作って下さい。私もスタンディングデスクでこの記事を作成しています。

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