【理学療法士が解説】大谷翔平から学ぶ筋トレの仕方|真似すべきは“量”ではなく“考え方”


こんにちは、おなす君ことおなすな先生です🍆
「大谷翔平みたいな体って、どうやって作るの?」
「筋トレって、とにかく重いものを持てばいいの?」
「一般人が大谷翔平選手から学べることってあるの?」
こんなふうに思ったことはありませんか?
結論からいうと、
大谷翔平選手から学ぶべきなのは“特別なメニュー”そのものではなく、身体の使い方・継続・回復を大切にする考え方です。
トップアスリートのメニューをそのまま真似しても、一般の人にはオーバーワークになることが少なくありません。
でも、
- 下半身と体幹を大事にする
- フォームを崩してまで重さを追わない
- 回復もトレーニングの一部と考える
- 目的に合わせて内容を変える
このあたりは、むしろ一般の人こそ学ぶ価値があります。
この記事の結論
先に要点をまとめます。
大谷翔平選手から学べる筋トレの本質
- 筋トレは“見た目づくり”だけでなく“動きづくり”
- 下半身と体幹が土台
- フォームの質が重さより大事
- 回復・睡眠・コンディション管理も超重要
- 一気にやるより継続できる形が強い
一般の人がまずやるべきこと
- スクワット
- ヒップヒンジ系
- 体幹トレーニング
- 片脚動作
- 肩甲帯まわりの安定トレ
米国心臓協会とACSMは、成人に対して週150分の中等度有酸素運動またはそれに相当する活動に加え、少なくとも週2日の筋力トレーニングを勧めています。つまり、一般の人に必要なのは“超人メニュー”ではなく、土台を継続することです。
大谷翔平選手から学ぶべきは「追い込み」ではなく「設計」
大谷選手は、肘のリハビリや肩の回復を経ながら、段階的に投球・打撃へ戻してきました。ドジャースやMLBの公開情報でも、復帰は一気にではなくステップを踏んで進められていることがわかります。これは、身体づくりでも同じです。
理学療法士としてここから学べるのは、
「強くなる」と「壊れない」はセットで考えるべき
ということです。
筋トレ初心者が失敗しやすいのは、
- 最初からやりすぎる
- 重さばかり追う
- 疲れていても無理に続ける
- 回復を軽視する
このパターンです。
大谷選手レベルになるほど、むしろ身体の状態を見ながら積み上げることの重要性が増します。一般の人なら、なおさらです。
理学療法士目線で見る「大谷翔平型トレーニング」の5つの本質
1.下半身がすべての土台
野球は腕のスポーツに見えますが、実際には地面からの力をどう使うかがとても大事です。
大谷選手は2025年の投球に関するコメントの中で、フォーム調整の理由を下半身との協調に求める趣旨を語っています。公開情報ベースでも、下半身主導の考え方は大きなヒントです。
理学療法士としても、これは本当に重要だと思います。
下半身が弱いと、
- 膝や腰に負担が集まりやすい
- 上半身だけで頑張る動きになる
- フォームが安定しない
- 疲れやすい
という流れになりやすいです。
一般の人が取り入れたい種目
- スクワット
- ブルガリアンスクワット
- ヒップリフト
- ルーマニアンデッドリフト系
- ステップアップ
見た目を大きくする前に、“地面を押せる身体”を作る
これが大谷選手から学べる大事なポイントです。
2.体幹は“固める”だけでなく“つなぐ”もの
体幹トレーニングというと、腹筋やプランクだけを想像する人が多いです。
でも実際は、体幹の役割は上半身と下半身をつなぎ、力を効率よく伝えることです。
野球のような全身運動ではもちろん、日常生活でも、
- 立つ
- 歩く
- しゃがむ
- 持ち上げる
- ひねる
こうした動きの安定に体幹は欠かせません。
おすすめ
- プランク
- デッドバグ
- バードドッグ
- パロフプレス
- サイドプランク
大事なのは、腹筋をいじめることではなく、身体をブレにくくすることです。
3.フォームの質が、重さより先
大谷選手のようなトップアスリートほど、フォームの微調整を重視しています。公開されているリハビリや投球調整の流れを見ても、ただ全力で投げるのではなく、段階的に状態を見ながら進めていることがわかります。
これは筋トレでも同じです。
初心者ほど、
- 重量を早く伸ばしたい
- 回数を増やしたい
- きついほど効いていると思う
となりがちです。
でも、理学療法士としては雑な10回より、きれいな5回の方が価値が高い
と考えています。
フォーム重視のメリット
- 狙った筋肉に効きやすい
- 関節への無駄な負担が減る
- ケガ予防につながる
- 長く続けやすい
つまり、
筋トレは“根性勝負”ではなく“動作練習”でもある
ということです。
4.回復もトレーニングのうち
大谷選手については、睡眠をとても重視していることが複数の報道で取り上げられています。少なくとも公に語られている範囲では、睡眠やコンディション管理を大切にする姿勢が一貫しています。
一般の人もここは本当に見習うべきです。
筋トレで身体が変わるのは、
やっている最中ではなく、回復の過程です。
なのに、
- 夜更かし
- 食事が適当
- 疲労を無視
- 毎日追い込み
これでは伸びにくくなります。
AHAやACSMの運動指針も、運動を継続する基盤として、無理のない頻度と生活全体の管理を重視しています。
覚えておきたいこと
- 睡眠不足の日は強度を落とす
- 関節が痛い日は休むか内容変更
- 毎回全力にしない
- 食事を抜かない
本気で鍛えたいなら、休み方も上手くなることが大切です。
5.目的に合わせてトレーニングを変える
大谷選手は、打者・投手・リハビリ中など、その時期によって求められる負荷や内容が変わってきました。公開情報でも、肩や肘の状態に合わせて調整しながら進めていることが示されています。
これを一般向けに言い換えると、
「誰にでも同じ筋トレが正解ではない」
ということです。
たとえば、
- 腰痛予防したい人
- ダイエットしたい人
- スポーツのパフォーマンスを上げたい人
- 姿勢改善したい人
では、筋トレの優先順位が変わります。
例
- ダイエット → 大筋群を使う種目中心
- 腰痛予防 → 股関節・体幹・お尻重視
- スポーツ向上 → 片脚動作、回旋、連動性
- 姿勢改善 → 背中、体幹、股関節周囲
だからこそ、
“流行っているメニュー”より“自分の目的”
で選ぶべきです。
一般の人が真似しやすい「大谷翔平から学ぶ筋トレメニュー」5選
ここからは、理学療法士目線で、一般の人でも取り入れやすいメニューを紹介します。

1.スクワット
下半身の基本です。
効果
- 太もも
- お尻
- 体幹
- 立ち上がり動作の安定
ポイント
- 膝だけでなく股関節も曲げる
- 背中を丸めすぎない
- 浅くてもいいので丁寧に
2.ヒップリフト
お尻と体幹の連動を作るのにおすすめです。
効果
- お尻
- もも裏
- 骨盤まわりの安定
ポイント
- 腰を反らせすぎない
- お尻で持ち上げる意識
- ゆっくり上下する
3.ブルガリアンスクワット or 片脚立ち系
大谷選手のような高いパフォーマンスを支えるには、片脚で支える力が大切です。
一般の人でも、歩行や階段、スポーツ、転倒予防に役立ちます。
効果
- お尻
- 太もも
- バランス
- 左右差の改善
4.プランク
体幹の基礎作りに。
効果
- 体幹の安定
- 腰の負担軽減
- ブレにくい身体づくり
ポイント
- お尻が上がりすぎない
- 腰が落ちない
- 短時間でも質を重視
5.チューブローイング
上半身も鍛えたいけれど、ベンチプレスだけに偏るのはおすすめしません。
背中側を鍛えることで、姿勢や肩の安定に役立ちます。
効果
- 背中
- 肩甲骨まわり
- 猫背対策
- 引く力の向上
理学療法士的におすすめの進め方
筋トレ初心者なら、まずはこれで十分です。
週2〜3回
- スクワット 10回×2〜3
- ヒップリフト 10〜15回×2
- プランク 20〜30秒×2
- 片脚立ち 20秒×左右
- チューブローイング 10〜15回×2
ACSMやAHAの一般向け指針でも、筋力トレーニングは少なくとも週2日が推奨されています。最初から毎日ハードにやる必要はありません。
大谷翔平選手から学んではいけないこと
ここも大事です。
大谷選手を見ていると、つい
- とにかく量をやる
- たくさん寝ればOK
- ハードに追い込めば強くなる
- 特別な器具が必要
と思いがちです。
でも、一般の人が真似すべきではないのは、トップ選手の“規模”です。
真似すべきなのは、考え方・継続・回復・土台づくりです。
こんな人には特におすすめ
この記事の考え方は、こんな人に向いています。
- 筋トレを始めたいけど何からやればいいかわからない
- 腰や膝を痛めずに鍛えたい
- スポーツにも日常にも役立つ体を作りたい
- 見た目だけでなく動ける体を作りたい
- 大谷翔平選手の身体づくりに興味がある
よくある質問
Q.大谷翔平選手みたいに毎日筋トレした方がいい?
一般の人は、まず週2〜3回で十分です。AHAとACSMも、筋力トレーニングは少なくとも週2日を勧めています。大事なのは頻度より継続です。
Q.重い重量を持たないと意味ない?
そんなことはありません。フォームが安定しない重さは、むしろ遠回りです。最初は自重や軽い負荷でも十分効果があります。
Q.腰痛持ちでも筋トレしていい?
内容次第です。腰痛がある人は、腹筋のやりすぎやフォーム不良で悪化することもあります。痛みが強い場合は無理をせず、必要に応じて医療機関へ相談してください。
理学療法士としてのひとこと
大谷翔平選手を見ていると、どうしても
“才能”
“特別なトレーニング”
に目が行きます。
でも本当に学ぶべきなのは、そこだけではありません。
- 土台を大事にする
- 状態に合わせて調整する
- 長く戦える身体を作る
- 回復も練習の一部と考える
この考え方は、一般の人の筋トレにもそのまま活かせます。

つまり、
大谷翔平選手から学ぶ筋トレとは、“超人になる方法”ではなく“壊れずに強くなる方法”です。
まとめ
大谷翔平選手から学べる筋トレの本質は、次の5つです。
- 下半身を土台にする
- 体幹で力をつなぐ
- フォームを重視する
- 回復を軽視しない
- 目的に合わせて内容を変える
一般の人がまずやるなら、
- スクワット
- ヒップリフト
- プランク
- 片脚動作
- 背中のトレーニング
このあたりから始めるのがおすすめです。

大事なのは、
大谷翔平選手の“全部”を真似することではなく、考え方を自分サイズに落とし込むことです。
それが、いちばん現実的で、いちばん強い方法だと思います。

