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腰痛は様々な要因が絡んで生じるとされています。中でも職場環境によっても大きく腰痛は生じやすいのが現状であります。そんな職場環境なんですが、あなたの職場はどうでしょうか?少し解説していきます
この記事はこんな方におすすめ
- 職場で重たい物を持ったりするので腰痛が治らない
- 仕事によって腰痛になったりするのはなぜ?
- どんな運動が手っ取り早く腰痛にいいの?
労働災害で最も多いのが「腰痛」64%
タイトルにあるように、労災で最も多いのが腰痛で、過半数以上の64%の方が腰痛となっています。腰痛の発生が多い仕事として重たい物の上げ下ろしをする業種やデスクワークなどの長時間の座位姿勢や立ちっぱなしの仕事などや介護や看護などの業種も自分プラスα患者さんの負担が載る為腰への負担が増大しやすいです。また、運送業などの運搬業種も腰痛になりやすいと言われております。あなたの職種は大丈夫ですか?
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職場での腰痛の主な要因とは
①姿勢動作要因
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上記のような作業が多い仕事で腰痛の方は、姿勢動作要因になります。
これはどんなに健康な人でも腰痛のリスクになりえる動作になります。
よってみなさんの職場でこのような動作が多い場合は腰痛になりやすくなると言えます。
②環境要因
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上記のような職場環境では環境要因の腰痛になりやすいと言われています。
みなさんの職場は当てはまっていませんか?
③個人的要因
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肥満の方や筋力が少ない方、既往歴や基礎疾患などで病気がある方なども個人因子として腰痛になりやすいと言われています。
④心理・社会的要因
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いわゆるブラック企業ですよね。こういう職場だとやはり心理的安定性が欠如しているので、腰痛の背景因子になってしまうんですよね。あなたの職場はどうでしょうか?
この4つの要因は密接に絡み合っています。
1つでも不具合があると腰痛になるリスクがあります。
それではタイプ別に腰痛対策をしていきましょう!
姿勢や動作に問題がある場合
①物などを持ち上げることが多い業種(運搬業者や看護・介護職などに多い)
こちらの記事でも記載しましたが、物を持ち上げる時は対象物をなるべく自分に近づけ、腰を曲げるのではなく、足の力で持つようにしましょう!無理な姿勢で物を持ち上げてしまうと何百キロという負担がかかってしまい、急性腰痛や椎間板ヘルニアなどの腰痛のリスクが高まります。万が一中腰姿勢をとらなければならない場合、コルセットなどの着用も有効です。腹腔内圧があがり腰痛が予防できます。
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ポイント
- 対象物を身体に近づける
- 腰を曲げるのではなく、足の力を使う
- 重心を低くする
- 重たい物を持つ時は腹圧を上げるためのコルセットなども検討する
詳しくこちらの記事でも記載しておりますので、もしよかったら参考にしてみてください。
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②椅子に長時間座る(デスクワークや運搬職に多い)
コロナ渦ということもあり、リモートワークなどで長時間デスクワークの方も多いかと思います。実は立っている時よりも座っている時の方が腰への負担は大きいのです。
なので長時間座っていると腰痛になりやすいと言われています。
また、昨今ではスマホを見ることが多くなり、首の骨もストレートネック(本来なら横から見るとS字状などだがストレートネックはまっすぐになってしまう)になり余計に姿勢が崩れ腰痛の原因となります。
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ポイント
- 前傾姿勢を避ける
- なるべく長時間同じ姿勢は控え適宜休憩する
- 机や椅子の高さを調整する
- 腰痛対策グッズを併用する
こちらに関しても解消運動なども詳しくは以下の記事で解説しておりますので、参考にしてみてください。
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また、どうしても長時間作業していなければいけない方や運搬業者の方へおすすめの腰痛対策グッズを私「おなす」が愛用している物をご紹介します。以前こちらの記事でも記載しておりますが、
①PITAクッション
②Naipo マッサージピロー(ヒーター付き)
③クッションランバーサポート
これらの腰痛対策グッツに関しては以下の記事で詳しく解説しておりますのでご参考にしてみてください。
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作業環境に問題がある場合
- 温度を適切に保つ
- 適切な明るさを保つ
- 滑りにくい床面を保つ
- 福祉用具を使用する
- 空間の広さを適切に保つ
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この作業環境因子に関しては職場全体での取り組みが重要となります。
もしこの作業因子が改善できない職場であれば早々に転職を考えてもいいかもしれません。
また、腰痛のガイドラインによると、腰痛の発症と遷延に心理社会的因子が関与していると言われております。
腰痛の発症と遷延に心理社会的因子が関与している
腰痛診療ガイドライン(2012,日本)
まとめ
今回は労働災害でも最も多い「腰痛」を引き起こしてしまう職場環境因子についてタイプ別に解説致しました。腰痛の原因は個人因子だけではなく職場環境も非常に重要であります。
改善できるところは改善し、よりよい職場環境にすることで腰痛を減少していきましょう!
最近では腰痛の原因の8割以上が心理的要因、すなわちメンタルが左右しているとも言われています。それに関しては以下の記事で詳しく書いておりますので参考にしてみてください。
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